需要の高いプログラマになるために

AIで代役しづらい作業をできるようになる

プログラマとして働く上で、AIに替わることのできない仕事の能力を磨いていくことが市場価値を高める一つの手段です。AIで代替されにくい仕事の特徴は、AIが苦手とすることでしょう。AIは人の気持ちを考えて行動すること、マニュアル作成できないようなこと、想像力を働かせるクリエイティブな仕事を不得意としています。具体的には、クライアントの求めるものを具体化すること、プロジェクトのマネジメント業務などといった仕事が当てはまるでしょう。簡単な雑務はAI技術に頼り、その空いた時間で前述した能力を高めていきましょう。

コミュニケーション能力を高める

一人ではできないことでも、人と人が協力することで大きな成果を生み出すことができますが、協力したり人をまとめたりするには、コミュニケーションが重要になります。コミュニケーション不足から連携が上手くいかなかった苦い経験は、多くの人が味わったことがあると思います。スムーズに連携が取れるように、コミュニケーション能力を高めましょう。
また、営業力や提案力、交渉力といった能力を高めることで、信頼感を獲得することができれば多くの人と協力しやすくなります。実際の業務でマネジメントや顧客との商談などの機会がなくとも、これらの能力を鍛えておくことは強みとなるでしょう。自分の要望をしっかりと伝え、相手の意見も尊重することは、どの場面でも役立つ能力と言えます。
提案力の鍛え方はさまざま考えられますが、日頃から情報収集を行い、インプットした情報を整理してアウトプットすることを意識してみてはいかがでしょうか。社内やチームメンバーも巻き込み、お互い提案の練習をしたり、フィードバックをもらってみたりすることは良い方法だと思います。その他にも、外部研修に参加したり、提案の上手い人が身近にいる場合は参考にしてみたりすることで気づきがあるかもしれません。

ニーズが高い言語やフレームワークを会得する

需要が高いプログラミング言語にアンテナを張り、技術を取得することは大切なことです。例えば現在では、JavaやJavaScript、Pythonなどが挙げられるでしょう。自分の興味関心や進みたい方向性によって学ぶ優先順位を決めましょう。技術と併せて、専門知識を高めることも良い方法です。特にセキュリティに関することは、個人情報の流出などが起きてしまうと会社の信用をなくし膨大な慰謝料を払うケースもあることから、需要が高い傾向にあります。同様に、AIやIoTに詳しい、企業をDX化するための知識を持っているなどもニーズが高いでしょう。
また、総合的なプログラム技術を磨き、上流工程の職を見据えて勉強することも求められるプログラマになる方法の一つです。フレームワークを勉強して課題をわかりやすく整理したり、複数の専門性を組み合わせて付加価値を高めたりすることも求められるプログラマに近づく方法です。